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平成22年10月1日、第35回建築士事務所全国大会(東京開催)が帝国ホテルにて開催され、大会テ-マを「建築設計・工事監理業の確立に向けて」として、大会式典、シンポジウム、日事連建築賞受賞作品展等が行われました。 以下に第35回 建築士事務所全国大会(東京開催)三栖会長の挨拶を掲載します。
■ 新聞掲載記事 |
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日事連 三栖会長 開催挨拶
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(社)日本建築士事務所協会連合会
会 長 三 栖 邦 博
第35回建築士事務所全国大会の開催にあたり一言ご挨拶を申し上げます。 私たち建築士事務所協会とその連合会は、建築士事務所業務の適正化と建築主等の利益保護を図ることを目的とする団体として、また、建築主等からの建築士事務所業務に係わる苦情の解決を担う団体として法定化されました。このことによって、会員、非会員を問わず、全ての建築士事務所に対する設計・監理業務等の適正な執行と職業倫理遵守の徹底を通じて、国民が安心して設計や工事監理を委託することの出来る設計・監理業界の確立を目指す事務所協会の活動基盤は大幅に強化されました。 建築士事務所協会にはこの法定化に託された国民の期待に応え、構造計算書偽装事件によって大きく損なわれた設計・監理業界に対する信頼を回復するとともに、国民の安全の確保と生活の質の向上、そして地球環境の保全という設計監理者としての責務を果たすことが求められています。
事務所協会の法定化と事務所登録機関の指定は、私たちが先の法改正で主張した全建築士事務所の事務所協会への加入義務化に代わる措置であり、事務所協会による自律的監督機能の強化を図ることにあったこと、そして、自律的監督機能の強化と加入率向上は不可分にあることを私たちはしっかりと再認識し、同時に職業倫理の堅持と業務の適正な履行を誓約する建築士事務所を増やすことこそが優先されるべき課題としてあらゆる努力を傾ける必要があると考えています。 一方、良質な社会資本の整備の促進という国民的課題の解決に向け、建築基本法制定も視野に入れた、建築の質の確保に関わる方策についての検討コンソーシアム、また、現在進行中の国土交通省の建築基準法見直し検討会など、今の時代が必要とする枠組みの再構築を求めて、建築基準法と建築士法の抜本的見直しを含む議論が活発化してきております。 このような状況の中、建築設計・監理業の確立を目指す私たちは、建築士事務所法の制定により、設計・監理等を機能的に統括する建築士事務所を事業者として法的に位置づけ、建築士事務所の役割と責務の明確化を図ることが最重要課題であると考えております。 本日の大会を機に建築士事務所法がなぜ必要かについての認識を共有し、その実現に向け確かな一歩を踏み出してまいりたいと思います。 建築界が大変困難な状況下にあるにもかかわらず、事務所協会が法定団体として着実に前進することができましたのは、全国各地域にしっかりと根ざした活動を展開する建築士事務所協会の行動力と結束力の成果に他なりません。これらを大きな糧として、次のステージに向かってさらなる飛躍を遂げるスタートの大会となることを期待しております。 |