平成20年10月2日、社団法人日本建築士事務所協会連合会(日事連)は、自民党建築設計議員連盟(衆議院議員額賀福志郎会長)に対し、建築基準法及び建築士法に関し、
<1>ピアチェック(構造計算適合性判定)の対象建築物の高さ、階数等による限定、
<2>設備設計一級建築士制度等の円滑な施行、及び
<3>新業務報酬基準告示の実効性確保のための措置の徹底、
の3項目の要望(別紙)を行った。
日事連の要望は、同議連が10月2日、午後1時に自民党本部で開催した議連の総会の場でなされた。総会には、議連を 構成する議員のうち衆参併せて37名が出席し、日事連からは日事連役員及び都道府県の建築士事務所協会の会長等43名が、国土交通省からは和泉住宅局長、 小川大臣官房審議官(建築行政)、井上建築指導課長等が出席した。
日事連の要望では、先ず三栖会長が上記3項目の要望を別紙により説明し、地域の現場の声を代表して、要望事項の<1>の「ピアチェック」関係については、兵庫会の外木場会長(日事連副会長)より、<2>の「設備設計一級建築士」関係については、秋田会の鈴木会長(日事連副会長)より補足説明がなされた。
出席した議員のうち8名の議員より、改正建築基準法の施行がもたらした経済不況を指摘し、制度等の改善を求める厳しい意見が出された。
最後に額賀福志郎議連会長より、日事連からの要望については、政治家として真摯に受け止め、議連としてきちんとした検討を行ったうえで、場合によっては実施を延ばす等、現実的な対応をしたい旨等の締めくくりの挨拶がなされた。
議連総会に出席した国会議員は次のとおり
<衆議院議員>(順不同�・敬称略)
武部 勤、津島 雄二、二田 孝治、根本 匠、額賀 福志郎、佐田 玄一郎、渡辺 博道、
櫻田 義孝、甘利 明、吉田六左エ門、長勢 甚遠、馳 浩、斉藤斗志二、山本 明彦、
田村 憲久、大塚 高司、西村 康稔、渡海紀三朗、鶴保 庸介、赤澤 亮正、竹下 亘、
逢沢 一郎、岸田 文雄、後藤田正純、中谷 元、山崎 拓、三原 朝彦、福岡 資磨、
今村 雅弘、衛藤征士郎、保岡 興治、西銘恒三郎、上野賢一郎、木村 義雄、
<参議院議員>(順不同�・敬称略)
市川 一朗、小池 正勝、佐藤 信秋