建築士事務所協会全国会長会議決議について


建築士事務所協会全国会長会議決議について

 

全国の建築士事務所協会で構成する社団法人日本建築士事務所協会連合会( 小川圭一 会長)は、12月1日、八重洲富士屋ホテルに都道府県の建築士事務所協会会長を集め、全国会長会議を開催しました。
同会議では、この度の姉歯一級建築士による構造計算書の偽造事件について、今後どのように対応するかが協議されました。
その結果、建築設計を業とする者の団体として、この度の構造計算書の偽造事件によるマンション居住者等の不安と建築士事務所に対する社会の不信を払拭するための措置として、改めて行動の決議を行いました。決議の内容は下記の通りです。

 

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建築士事務所協会全国会長会議決議

平成17年12月1日

社団法人日本建築士事務所協会連合会及びその会員である都道府県の建築士事務所協会(単位会)は、姉歯一級建築士による 構造計算書の偽造事件で居住者に対して多大な被害を生じさせ国民を不安に陥れた行為は、断じて許されない行為であり、建築設計業務に対する国民の信頼を損 ねたことは誠に遺憾であり、この様な事態を厳粛に受け止める。

私どもは、この度の事件がマンション居住者等の不安と建築士事務所に対する社会の不信を払拭するための措置として、次の行動をとることを決議する。

1.単位会は、会員に対しその業務の厳正な執行及び職業倫理の遵守を改めて周知徹底する。また今後あらゆる機会をとらえ、会員に対し注意喚起に努める。

2.今回の構造計算書の偽造事件に関し、会員の建築士事務所が関与したことが判明した場合は、該当する単位会は厳正な処分を行う。

3.広く市民からの相談に応じるため全都道府県の単位会に相談窓口を設置し、その旨を公表する。

4.全都道府県で単位会が実施する建築士事務所のキャンペーン事業等を通じて、建築士事務所の業務と役割及びその責任について継続して市民に周知を図る。

5.当該事件の単位会における対応について、単位会ホームページに掲載し広く市民への周知を図る。

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