令和6年 年頭所感 《会長:児玉耕二》


  一般社団法人 日本建築士事務所協会連合会
  会  長      児玉 耕二
 あけましておめでとうございます。
 年明け早々1月1日に能登半島で最大震度7の地震が発生し、石川県、富山県、新潟県などで大きな被害が出ています。被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。日事連と致しましても、建築士事務所の団体として、被災地支援並びに今後の復旧活動に最大限の協力支援をしてまいります。
 この3年あまりの間はコロナ禍で委縮しがちであった対面での社会経済活動も、昨年からは平時に戻り活発となってまいりました。日事連においても、また各都道府県にある建築士事務所協会の活動やイベントも昨年からは対面とWebを併用して活発に動き始めています。
 いま建築設計界の大きな課題はグリーン化とデジタル化です。「カーボンニュートラル2050」に向けた活動は改正省エネ法のスムーズな実現徹底を目指して展開されており、また、設計業務のデジタル化においてはBIMの普及活動が急速に進められています。他にも建築士事務所登録の電子化は既に試行が始まっており、来年には建築確認申請のBIM図面審査の開始が予定されています。日事連でもその実現・普及に積極的に協力してまいります。
 日事連ではいま各都道府県の建築士事務所協会の組織強化、活性化に注力しています。中心となる単位会組織強化支援事業も今年4年目を迎え、トライアル的な事業運営から実効性を求めた着実な事業へと移行してきており、社会ニーズに合致したより有効な事業になっていくものと期待しています。また、それぞれの建築士事務所のニーズに対応するため建築士事務所の経営や運営について会員サービスの充実に努めており、サービスアイテムも増やし全国に広がるものへと展開していきます。
 これらの施策の推進や活動活性化に努めてまいりますが、これからも皆さまのご理解とご協力を宜しくお願いします。結びに、皆さまのご活躍とご健康を祈念申し上げ、年頭の挨拶とします。

Copyright © 2011 Japan Association of Architectural Firms All rights reserved.