平成30年 年頭所感 《会長:佐野吉彦》

  

 
一般社団法人 日本建築士事務所協会連合会
会 長      佐 野  吉 彦
 
 明けましておめでとうございます。
 
 2018年は、昨年来の様々な課題を引き受けるかたちでスタートを切りました。多様な世代が連携し、知恵を束ねて地域社会を安定的・持続的発展に導くことが重要ですが、この局面では、建築の設計・工事監理、建築工事の指導監督、建築工事契約に関する事務等を業とする建築士事務所が責任感を持って積極的に取り組み、働きかけることによって、社会の基盤が強まり、希望が生まれる、と確信しています。建築こそは地域に活力をもたらす旗手です。災害の克服、高齢社会といった課題において、建築士事務所にできることはまだまだたくさんあるのではないでしょうか。元気な志を持って新しい年の歩みを始めましょう。このページをお訪ねの皆さまには、どうか建築士事務所協会の活動にご期待ください。

 昨年に引き続いて、日事連と建築士事務所協会は創意工夫・方向性を共有しながら建築士事務所が有する価値を社会に訴えかけていきたいと思います。改正建築士法にある趣旨を社会にさらに定着させるとともに、働き方改革と建築設計/生産プロセス改革のふたつの改革を社会に先駆けて提言し、あるべき法律や制度の提言を積極的に進めることに取り組みます。こうしたアクションの中で、次世代の成長と女性の活躍をバックアップいたします。建築士事務所協会が、建築界変革の先陣を、いや社会の変革の先陣を切りたいと考えておりますので、どうかご期待ください。

 日事連と建築士事務所協会の力とは多様な個性、プロとしての経験値です。持てる力を結集して事務所協会の実力を豊かなものにしていきます。日々の業務に真摯に取り組む皆さまが大きく成長する年となりますように。若々しい志を持って、積極的に汗をかく一年にいたしましょう。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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